ホンの名前

背文字 背 みぞ※ハードカバーのみ 本体表紙 ちり※ハードカバーのみ カバー 見返し(効き紙) 花布※ハードカバーのみ 天 かど※ハードカバーのみ 本扉 そで 帯 見返し(遊び紙) しおり(スピン) 地 小口 柱 ノンブル のど キャプション

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  • 本のパーツに関する用語

    あ行

    • 遊び紙 見返しの、表紙に貼られていないほうの紙。
    • あとがき 文章の本編から独立した、著書の終わりに書き添える言葉。
    • 引用文 他の本などから引用した文章。
    • 大扉/本扉 見返しの次にある、本の最初のページ。書名・著者名・出版社名などが印刷される。
    • 奥付 書名・著者名・発行年月日・刷数・出版社名・印刷会社名・ISBN・著作権者名などの書誌情報をまとめたもの。
    • 表紙、カバーまたは函に巻かれた、宣伝を目的とした帯状の紙。内容紹介文や推薦文などが印刷されることが多い。「腰巻き」ともいう。

    か行

    • かど 表紙の角。傷みやすい部位のため、丸く仕上げる「角丸(かどまる)」や「丸隅(まるすみ)」、革を貼る「角革(角皮)(かどかわ)」、金属を貼る「角金(かどかね)」などの加工がある。
    • カバー 表紙に巻かれた厚手の上紙。書物の中身の保護や、内容の表示、装飾など多くの役割を果たす。
    • きき紙 見返しの、表紙に貼り付けられたほうの紙。
    • 脚注 ページ下部に記載される注釈。
    • キャプション 写真や挿絵などの説明文。
    • 口絵 巻頭に入る写真や絵のページ。
    • 献辞 著者が、著作物を特定の人物に献げるときに書く言葉。著作物の冒頭に通常1ページを取り「~へ」「~にささぐ」などと記される。
    • 後注 巻末にまとめた注釈。
    • 小口 本を開く側の切り口。正式には天・地も「小口」に含まれるものの、背の反対部分を意味する場合が一般的。「前小口」ともいう。

    さ行

    • 索引/インデックス 本の中の語句や事項を素早く探し出せるよう抽出、一定の順序に配列し、その所在を示したもの。
    • 参考文献 引用したり参考とした文献のこと。また、それらの書誌情報をまとめたもの。
    • 序文/まえがき/はしがき 書物のはじめに、著作や出版の趣旨などを書き記した文章。
    • しおり(スピン) 本の背の上部についているひも。しおりの役割を果たす。
    • スリップ/売上・注文カード 流通している書籍の中に挟みこまれる二つ折りの長細い伝票のこと。「短冊」ともいう。
    • 前小口の反対側で、本の綴じ側の外側部分。丸みを帯びた丸背(まるぜ)、平らな角背(かくぜ)がある。
    • 正誤表 印刷物の誤記・誤植を正すため、該当箇所と正しい記述を記した一覧表。
    • 背文字 背に入る、書名・著者名・巻数・出版社名などの文字。
    • 側注 ページ側部に記載される注釈。
    • そで カバーの折り返し部分。

    た行

    • 本の切り口の下側の部分。正式には「地小口」という。本文の下側も地という。
    • 本の中身の紙1枚の表裏を合わせた2ページ分のこと。
    • ちり 上製本において、表紙が中身(本文)より一回りはみ出した部分。
    • 付物 書籍の、本体以外の付属物。カバー、帯、スリップ、函など。
    • つめ 本文内容を検索しやすくするため、小口側に付けた見出しのこと。インデックスともいう。
    • 本の切り口の上側の部分。正式には「天小口」という。本文の上側も天という。
    • 頭注 ページ上部に記載される注釈。

    な行

    • 中扉 本文の内容が部・編などに大きく分かれるとき、区切りをつけるために挿入する標題紙。
    • のど 本の綴じ側のこと。本を見開いたときの中央部分。
    • ノンブル 各ページに記載されている、ページの順序を示す数字。ページ番号。

    は行

    • 本を保護するために入れる紙函。
    • ページの上・下部もしくは側部にある、書名や章題のこと。
    • 花布/ヘッドバンド 上製本で、本文の背の上下(天地)に貼りつける装飾用の小さな布。
    • 表紙(本体) 書籍本体の一番外側の部分。
    • 表1 タイトルなどが入る、表表紙(おもてびょうし)の表面。いわゆる表紙。
    • 表2 表1の裏(内)側。
    • 表3 表4の裏(内)側。
    • 表4 表紙を見開きにしたときに、表1の対になる面。いわゆる裏表紙。
    • ひら 表紙の表のたいらな部分。一般的にタイトル、著者、出版社などの情報が書かれている。
    • 付録 本文に関わる内容を持ち、かつ本文に含めるのが適当でないものを巻末にまとめたもの。年表、参考文献など。
    • ページ 本の中身の紙1枚の片面のこと。
    • 本文 書籍の主たる内容をなす部分の文章。

    ま行

    • 見返し 表紙と中身(本文)のつながりを強くするために、本体表紙の内側に貼られた紙のこと。表紙に貼り付けられた紙を「効き紙」、貼られていない紙を「遊び紙」という。
    • みぞ 本の開きをよくするために、背と平の間つける溝状の筋。ハードカバーにのみ存在。
    • 見開き 書物などを開いたとき、向かい合う左右2ページ。
    • 上製本で、中身をバッキング機で締めつけたとき、背の左右の両側にはみ出す隆起部分。表紙との結合を強くし、本の開きもよくする。
    • 目次 書物の内容の題目をページ数と併記して、書かれている順に並べて記したもの。索引の役割も果たす。
  • 原稿・編集関する用語

    あ行

    • イタリック体 アルファベットの書体の一つで、斜めに傾むいた字体。文章中で強調したり周囲と区別したりするなどの補助的な用途に用いられる。
    • 引用 自説を説明・証明するため、自分の文章の中に他人の文章を掲載し、それを解説すること。法律で定められた要件を満たしていれば、著作権者の了解なしに引用することができる(著作権法 第32条)。
    • 引用符/コーテーションマーク 約物の一つ。文中において、引用を示す役割を果たす記号。「‘ ’」「“ ”」など。
    • 上付き文字 基準となる文字より上部に記述される添え字。文書における脚注参照、数学における冪乗、化学におけるイオン価数、単位記号などに用いられる。
    • OCR 手書きや印刷された文字を、イメージスキャナなどによって読み取り、コンピュータが編集できる形式(文字データ)に変換するソフト。
    • 踊り字 同じ文字が続く際、次の文字を略したことを示す記号。「々」「ヽ」「ゝ」など。
    • 音引き 長音を表す記号(ー)。原則として片仮名に付く。

    か行

    • 改行 段落の区切りを示すため、新たに行を始めること。
    • 外字 文字コードなどの特定の文字集合に含まれない文字。また、常用漢字表に含まれない文字のことを「表外字」と呼ぶ。
    • 改丁 内容の変わり目などで、新しい奇数ページからつづきを開始すること。
    • 拡張子 ファイルの種類を識別するため、ファイル名の末尾につけられる文字列。
    • 箇条書き いくつかの項目を読みやすく(見やすく)するため、項目をひとつひとつ分けて書き並べること。
    • 画像データ 電子データ化された写真や図版原稿。
    • 括弧 特定の文字・語句・文などを囲い、他の部分と区別する記号。パーレン( )、かぎ括弧「 」、亀甲括弧〔 〕、ブラケット[ ]など。
    • 完全データ 明確な定義はないが、一般的には、過不足なく印刷工程に回せる完成されたデータを指す。
    • 感嘆符 感嘆文の文末につける「!」のこと。雨だれともいう。
    • 起承転結 いちばん基本的な文章の構成方法。話の設定を伝えて(起)、主題を展開し(承)、場所や視点を変えて興味を引いたうえで(転)、全体をまとめる(結)。
    • 疑問符 疑問文の末尾につける「?」のこと。
    • 句点 日本語・中国語の文書で、文の終わりに打たれる約物。「。」。
    • 句読点 区切りの符号。文章を読みやすく、かつ理解しやすくするために、切れ目や終止に用いる。
    • 敬体/ですます調 文章を「~です」「~ます」の形で記すスタイルのこと。敬体とも呼ばれる。
    • 原稿 印刷物のもととなる、文章・画像などの総称。
    • 原稿整理 編集者などが組版前に原稿を点検し、不備・不足などを補い、適切に原稿を整えること。
    • 校閲 執筆者以外の第三者が、原稿の内容を調べ、誤りを正し、不備を補うこと。
    • 口語体 話し言葉に近づけた文体。
    • 小書きの仮名/捨て仮名 「あ」に対する「ぁ」のように小字で表される平仮名・片仮名。拗音や促音を表現する場合に用いる。
    • 誤字 文字の誤り。
    • 固有名詞 同じ種類の事物を区別するために、それのみに与えられた名称を表す名詞。

    さ行

    • サブタイトル 書籍などの副題。
    • 参照符 文章中で注釈を付ける際、参照する場所に付ける記号。アスタリスク(*)、ダガー(†)、ダブルダガー(‡)、セクション(§)などがある。
    • jpeg 静止画像データのファイル形式のひとつ。圧縮するとデータを軽くできるため、デジタルカメラの撮影画像やWeb用の画像など、幅広く活用されている。
    • 字下げ/インデント 行頭の位置を周りの文章よりも下げること。
    • 下付き文字 基準となる文字より下部に記述される添え字。化学式における原子の個数や、数学における変数などに用いられる。
    • 斜体 傾きをつけた字体。語句の強調などに用いる。書体であるイタリック体とは異なる。
    • 常用漢字 内閣告示の「常用漢字表」にあげられた漢字。法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活に広く用いられる。常用漢字表は文部科学省のHP上で公開されている。
    • 常体/だ調、である調 文章を「~だ」「~である」の形で記すスタイルのこと。常体とも呼ばれる。
    • 章立て 文章を構成する章や節にタイトルをつけて列挙すること。一般的には、章立てを行ってから、原稿の執筆に入る。
    • 商用記号 通貨や、単位、比率などを表す記号。「%」「$(ドル)」など。
    • 四六判 紙・書籍の寸法の一つ。127mm~130mm×188ミリの、一般的な文芸書・単行本サイズ。
    • 新書 文庫よりも大きく、四六判よりも小さいサイズの書籍。出版社の名称を冠して「○○新書」と呼ばれることが多い。
    • 推敲 執筆した文章をじっくり読み直して、おかしな所や悪い所がないかをチェックし、悪い所があれば修正していく作業。人物や風景の描写、事実確認、時系列、ストーリー全体の内容、さらに文法や誤字脱字までを吟味して、修正すること。
    • 数学記号 数式で演算を示す記号。「+」「-」「=」「×」「÷」など。
    • スモールキャピタル 小文字と同じ高さで作られた大文字。同じ大きさにしたもの。年代表記などに用いる。
    • 正字 正統な文字のこと。反対概念は「俗字」「略字」など。
    • 装幀 本の外側の設計のこと。表紙カバー・本体表紙・見返し・扉・帯・外函などをデザインし、それに使用する材料を選択することなども含めた、造本に関わる一連の工程のこと。
    • 造本設計 その本の内容と目的にそって、本の体裁を考え、設計すること。

    た行

    • タイトル 書籍などの主題。
    • 台割 本の設計図。全ページの構成と内容を折単位ごとに区切って、ページ構成を確認できるようにしたもの。
    • 脱字 文字の脱落。書き落とした字や、印刷物で抜け落ちた字。
    • 段落 文章における1ブロックのことで、内容などによって分けられる。複数の文によって構成されることが一般的。
    • つなぎ符 語と語、欧文の音節をつなぐ記号。「―(ダッシュ)」「-(ハイフン)」「…」「~」など。
    • tiff 静止画像データのファイル形式。多くのアプリケーションやデジタルカメラでサポートされていて、印刷用の最終データとしても使用可能。
    • デジタル原稿 パソコンなどを用いて入力を行い、電子データになっている原稿。
    • 手書き原稿 電子データ化されていない状態の、手書きの原稿。
    • てにをは 日本語の主要な助詞のこと。
    • 読点 日本語の文書で、文中の切れ目に打つ約物。「、」。

    な行

    • 中黒 区切り符号の一種。「・」。単語を並列するときの区切りなどに用いる。

    は行

    • PDF 電子文書データ(あるいはその形式)の一種。受け手側のコンピュータの機種や環境に関わらず、オリジナルと同じイメージを表示できるため、データの受け渡しに広く使われる。
    • 左綴じ/左開き 表紙を上にした状態で、左側が綴じられている本。横書きに用いられる。
    • 表外漢字 常用漢字表に含まれていない漢字。
    • 表記統一 表記のユレをひとつの文章や作品の中で統一すること。
    • 表記のユレ ひとつの文章や作品の中で、同じ意味や発音をもつ単語に対し、異なる文字を使用したり、同じ漢字の送り仮名が異なること。
    • プロット ストーリーの要約(あらすじ)のこと。物語の展開に大きな影響を与える出来事をとりまとめたもの。ストーリーの設計図として用いられる。
    • 文体 文章のスタイルのこと。語り口や文章のリズムなど、作者ごとの文章表現上の特徴。
    • 傍点/圏点 注意をうながしたり、強調したりするために、文字のわきに打つ点。

    ま行

    • 右綴じ/右開き 表紙を上にした状態で、右側が綴じられている本。縦書きに用いられる。
    • 見出し 文章の記事のはじめに置かれ、その記事の内容を一目で分かりやすく記した標題。大きい方から編(部)・章・節・項・目といった名称が付けられる慣習がある。見出しにレベルがつく場合、大きなものから大見出し・中見出し・小見出しとよぶ。
    • 約物 句読点や括弧類など、記述記号の総称。

    ら行

    • リーダー 約物のひとつ。二点リーダー(‥)、三点リーダー(…)などがある。日本語では多くの場合、文章中の無音状態、もしくは文の省略を表す。
    • リライト もともとある文章を別の人が書きなおすこと。または、すでに完成した文章を目的に合わせて自分で書きなおすこと。
    • ルビ 振り仮名用の小活字。
  • 組版・校正に関する用語

    あ行

    • 赤入れ 修正すべき点を校正刷に赤字で記入する作業。校正作業。
    • 赤字 校正の修正内容・指示。
    • 赤字引合せ 赤字を入れた校正刷と修正した校正刷とを照らし合わせて確認する作業。
    • アタリ/アタリ画像 レイアウトやデザインの際に一時的に使用する、低解像度の画像(粗画像)や補整前の画像。
    • Adobe Illustrator ベクター画像を主に扱うソフト。図形の描画やレイアウトを得意とし、デザインをする際に多く用いられる。
    • Adobe InDesign DTPで使われるページレイアウトソフト。書籍やパンフレットなど、ページ数の多い印刷物を制作する際に多く用いられる。
    • Adobe Photoshop ビットマップ画像を主に扱うソフト。画像の加工・調整などを得意とする。
    • イキ 校正記号のひとつ。誤って入れた訂正を取り消し、元のままでよいことを示す。
    • 異体字 新字と旧字など、意味と発音が同じでありながら、形が異なる字体。
    • 一字下げ 行頭1文字分を余白にして、2文字目から始めること。
    • 色校正 実際に印刷する前に、色調や写真などの印刷具合を確認するための試し刷り。
    • 追い込み はみ出した文字や記号(約物)を前の行末に移すこと。
    • 追い出し はみ出した文字や記号(約物)を次の行頭に移すこと。
    • 親文字 ルビを振る対象となる元の文字、または文字群。

    か行

    • カーニング バランスを整えたり、美しく見せるため、文字の組み合わせに対し、文字間隔を調整する作業。
    • 解像度 画像の精細さを表す数字のこと。具体的には1インチに、いくつのピクセル(ドット)が並んでいるかを表しており、ピクセルの数が多いほど画像解像度は高く(高精細に)なる。
    • 改ページ 内容の変わり目などで、奇数・偶数ページを問わず、新しいページからつづきを開始すること。
    • 角版 写真やイラストを正方形または長方形など四角い形で使うこと。
    • 画像処理/画像加工 汚れの除去、色調整、修正、合成など、もとの画像に手を加えること。
    • 色調補正 画像データの明度やコントラストなどを調整し、画像を美しく整える作業のこと。
    • 肩付き ルビの付け方の一種。親文字とルビが上揃えとなる。縦組のみで使われる。
    • 角丸 四角形などの角を丸くすること。また、印刷物の角を丸く裁ち落とすことも指す。
    • 簡易校正/DDCP DDCP用の印刷機と紙を使用する色校正。本機校正・本紙校正に比べ、精度は期待できないが低コスト。コンセとも呼ばれる。
    • 級(Q) 文字などのサイズを表す単位。1Qは0.25ミリに相当。日本独自の単位。
    • 行送り 行の文字の中心から、 次の行の文字の中心までの距離。文字サイズ+行間。
    • 行間 行と行との間隔。行送り-文字サイズ。
    • 行長 1行の長さ。
    • 行取り 見出し類などが入るスペースを、本文の文字の何行分にあたるかで表すこと。「2行取り」など。
    • 切り抜き 写真を人物や静物の輪郭に沿って切り抜くこと。
    • 禁則 行頭に句読点が来ないようにするなど、文章が読みにくくなることを避けるための、文字組みのルール。
    • 禁則処理 禁則を調整する作業や機能。
    • 均等割付/ジャスティフィケーション 文字間隔を調整し、一行の幅に合わせて文字を割り付けること。両端揃え。
    • 組版/レイアウト 原稿に従い、文字、写真、図表などを一定のスペース内に配置し、紙面を構成すること。
    • グループルビ 熟語訓やあて字などまとまった言葉に対して、全体にかけるルビ。
    • 罫線 区切り、飾り、囲みのために用いる線。
    • 校正 原稿と校正刷(ゲラ)を突き合わせて、誤りや不備がないか点検すること。
    • 校正記号 日本工業規格(JIS)によって規定された、印刷物の校正や手書きの原稿の組版指定などを行う場合に使用する記号。
    • 校正刷(紙)/ゲラ レイアウトした原稿データをプリンタで出力した、校正作業に使用する紙。
    • 校了 校正が終わり、印刷しても差し支えない状態になること。
    • 誤植 印刷物において、文字・記号に誤りがあること。

    さ行

    • 再校 初校に次ぐ2回目の校正作業。初校の修正の確認を含む。または2度目に出された校正刷。
    • 彩度 色の鮮やかさの度合い。
    • 作字 印刷で必要な活字がパソコンなどに登録されていない際、既存の活字を合成したり削ったりして新しい活字を作ること。
    • 3校 再校に次ぐ3回目の校正作業。再校の修正の確認を含む。または3度目に出された校正刷。以後、4校、5校となる。
    • 三分 全角の3分の1。
    • 字送り 字の中心から、次の字の中心までの距離。文字サイズ+字間。
    • 字間 文字と文字の間隔。
    • 字体 文字の骨組み。正字体と俗字体、旧字体と新字体などが字体の違いとして上げられる。
    • 字詰め 書籍の一行の文字数。原稿用紙などの一枚あたりの文字数の場合もある。
    • 字面 組版において、文字の実際のサイズ。また、文字を並べた具合、それから受ける印象を指す場合もある。
    • 四分 全角の4分の1。
    • 初校 1回目の校正作業、または最初に出された校正刷。
    • 書体/フォント 明朝体・ゴシック体など、統一的な意図で作られた文字や記号の集まり。厳密には書体とはフォントは異なるが、ほぼ同じ意味で使われる。
    • 白ヌキ 背景の印刷色から文字または模様の部分だけを白で抜くこと。抜かれた部分は紙の地色が出るため、抜きという。
    • 白焼き 印刷の前の最終チェックを行うために、面付けデータを大型のプリンタで出力し、それを折丁のように紙折りした形にしたもの。
    • スキャン スキャナを使用してパソコンに写真などを取り込み、デジタルデータ化すること。
    • 図版 書物に印刷してのせられた図、写真、地図など。
    • 素読み 原稿と突き合わせず、校正刷だけを読みながら行う校正。
    • 責任校了(責了) 印刷会社など組版工程を行っている会社の責任において赤字を修正し、校了にすること。
    • 全角 和文文字1文字分の大きさ。
    • 総ルビ 文章中のすべての漢字にルビを付けること。
    • ダッシュ/ダーシ つなぎ符のひとつ。「—(全角ダッシュ)」「–(二分ダッシュ)」「~(波ダッシュ)」のほか、全角ダッシュ2つ分の倍角(2倍)ダッシュなどがある(ダッシュはダーシともいいます)。

    た行

    • 縦組 日本語組版において、文字を上から下(縦方向)に、行を右から左(横方向)に並べること。本は左から右にめくられる、右開き・右綴じとなる。
    • 縦中横 縦組みの文章の中で一部を横組みすること。通常2、3文字の欧字や数字を、1文字分の高さで左横書きに配置する。
    • 段間 段組における、段と段の間。その間隔。
    • 段組 文章などをレイアウトする際、ページ内でいくつかの段に分けること。
    • 注釈 本文の用語に関する説明文。
    • 長体 文字の縦横の幅を変形させ、縦長にした文字。
    • 著者校正 著者による校正作業。
    • DTP Desktop publishingの略。コンピュータを用いて編集、デザイン、レイアウトなどの作業を行い、印刷用のデータを制作すること。
    • dpi dots per inchの略で、ドット密度の単位。1インチの長さにいくつのドット(点)が入るかを意味する。画像データの精度を表す単位としても用いられる。
    • 特色 印刷において、プロセスカラー(CMYK)では再現できない色を表現するために、あらかじめ調合(調色)されたインキのこと。蛍光色や金・銀、白などの表現が可能。
    • トリミング 写真などを一部だけ使用したいとき、不要な部分をカットすること。
    • トルツメ 校正記号のひとつ。該当部分の文字や記号を削除して、後続の文字につなげる(詰める)指示。

    な行

    • 内校 著者または出版社に校正刷を出す前に、印刷所が行う校正。
    • 中付き ルビの付け方の一種。親文字とルビが中揃えとなる。
    • 二分/半角 全角の2分の1。

    は行

    • ハイフネーション 欧文組版において、行末にくる語を音節で分割してハイフンをつけ、残りを次行へ送る処理。
    • パラルビ 文章中の一部の漢字にルビを付けること。総ルビに対していう。
    • 版面 紙面において、本文や画像などを配置する範囲。余白を除いた部分。
    • 表組 統計表や集計表など組ものの総称。縦横に罫線を使い、数字・文字を組み入れた組版。
    • ぶら下がり 日本語組版において、行末の句読点を文字枠からはみ出させること。
    • 平体 文字の縦の幅を変形させ、横長にした文字。
    • ベタ組 字間を空けずに文字を配置すること。
    • ポイント(pt) 文字などのサイズを表す単位。1ポイントは0.3514ミリに相当。
    • 傍注 本文の傍に記載した注釈。
    • 本機校正 本番と全く同じ種類・厚さの紙に、実際に使用する印刷機を使用して印刷する色校正。精度が高い。
    • 本紙校正 実際と全く同じ種類・厚さの紙に、色校正専用の印刷機を使用して印刷する色校正。本機校正よりも精度は劣るものの、短納期・低コストで実際に近い状態を確認することができる。

    ま行

    • マージン 版面のまわりの上下左右の余白。
    • 丸版 写真を丸く切り抜いて使うこと。
    • 回り込み 写真などに対して、文字を回り込ませるように配置すること。
    • 見本組 本制作に入る前に、紙面の体裁を見るため、原稿の一部を組んで見本とするもの。
    • 明度 色の明暗の度合い。
    • 文字詰め 文章の見栄えを整えたり、読みやすくするために、文字同士の間隔を調整すること。
    • 文字化け コンピュータで、文字コード設定の誤りなどにより、文字がほかの文字や記号に置き換わって表示されてしまうこと。
    • モノルビ 親文字一字ごとに対応してつけられるルビ。

    や行

    • 横組 日本語組版において、文字を左から右(横方向)に、行を上から下(縦方向)に並べること。本は右から左にめくられる、左開き・左綴じとなる。

    わ行

    • 割注 1行の中に小さくした文字列2行で記載した注釈。
  • 印刷に関する用語

    あ行

    • RGB 色の表現方式の一つ。光の三原色である、レッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)の3色の掛け合わせで表現される。モニターやデジカメ、スキャナなどは、RGBで色が表現されている。CMYKより表現できる色域が広い。
    • あじろ綴じ 無線綴じを改良したもので、折丁の背に切り込みを入れ、そこから糊を浸透させることによって全体を接着する製本方法。
    • 網点 印刷物において、色の濃淡を表現する、規則的に並んだ小さな点の集まり。点の大小で濃淡を表現する。
    • 1部抜き 印刷物の品質を点検するため、本番用に印刷したものを、製本を始める前に確認するため、1枚ずつ抜き出したもの。
    • 糸綴じ 本の背を糸で通して綴じる製本方法。「糸かがり」ともいう。
    • 色分解 カラー情報を印刷するインキごとの版に分けること。印刷では一般的にCMYKに分解する。
    • 色補正 コンピュータとディスプレイ、プリンタなどとの間で色合いが一致しない場合に調整すること。
    • 裏写り/裏抜け インキが紙に浸透するなどして、表裏ともに印刷した紙の裏面にまで文字や画像が透けて見えてしまうこと。
    • オフセット印刷 高品質で美しい仕上がりの、大部数印刷に適した印刷方法。特色インキの使用が可能。
    • 製本工程の一つ。裁ち割り後にページがつながるように折ること。
    • 折丁 製本のために折りたたまれた刷り紙のこと。本の中身を構成する一単位。16ページ分が基準だが、4ページ・8ページあるいは32ページを一単位とすることもある。
    • オンデマンド印刷 少部数印刷に適した印刷方法。オフセット印刷に比べて若干品質はおとるが、少部数の場合はコストを抑えることができる。プリンターを大型・高速化したデジタル印刷機によって印刷される。

    か行

    • 角背 上製本で、背を平らに製本したもの。薄い書物向き。
    • グラデーション 色の濃淡の段階的な推移。階調。
    • くるみ製本 中身をくるむように表紙をつける製本方法。
    • グレースケール 白から黒までの明暗だけで表現する画像データの色の表現方式。
    • クロス製本 表紙に布(クロス)を使用した製本の総称。
    • 化粧断ち 製本工程の一つ。下固めの後、背以外の3方を仕上がり寸法に断裁すること。

    さ行

    • 刷版(さっぱん) 印刷版の略称。印刷時に使用する版のこと。
    • 仕上がり線 印刷物の仕上がりをイメージしやすくするため、仕上がり位置に仮に引く線。実際には印刷されない。
    • 仕上げ締め 上製本の製本工程の一つ。表紙くるみの後、表紙と中身の結合を強めるため、締め機で締めること。
    • CMYK 色の表現方式の一つ。シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色の配合比率を変化させて表現する方式。一般的に印刷物はCMYKで印刷される。RGBより表現できる色域が狭い。
    • 下固め 上製本の製本工程の一つ。ならしの後、背の部分に接着剤をつけ、仮固定すること。
    • 出校 校正刷(ゲラ)を発注者(著者など)に届けること。
    • 上製本 表紙をボール紙に貼り、中身を綴じ込む製本方法。ハードカバー。
    • スミ(墨) 印刷用語で黒色を指す。CMYKのK。
    • 製版 印刷用の版面(刷版)をつくること。印刷の前段階の工程。
    • 製本 印刷された刷本を折りたたみ順に綴じ合わせ、表紙を付け、書物にまとめること。
    • 背固め 製本工程の一つ。中身の背に接着剤などをつけ、背を固定すること。上製本ではバッキングの後に行われる。

    た行

    • 裁ち落とし/塗りたし(ドブ) 断裁時の誤差を補うため、仕上がりサイズより上下左右3mmずつ余分に設けられた予備の領域。
    • 裁ち割り 製本工程の一つ。突きそろえた刷本を、折る単位で断裁すること。
    • 丁合い 製本工程の一つ。見返し貼りの後、順序どおりに折丁をそろえ、1冊分にまとめること。
    • 束幅 本の厚さ。
    • 束見本 本の厚さなどの体裁を確認するために作製する見本。中身は白紙。
    • 突きそろえ 製本工程の一つ。重ねた刷本を突きそろえ機にかけ、位置を正しくそろえること。
    • とじ 上製本の製本工程の一つ。丁合いが済んだ1冊分の折丁を糸でとじること。
    • 共紙 書物の扉などの付物に、本文と同質の紙を使用すること。
    • トンボ/トリムマーク 仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右・中央と四隅などにつける目印。

    な行

    • 中綴じ 表紙と中身(通常1枚で4ページ分となる)をそろえて重ね、折目の部分を針金か糸で綴じ、二つ折りにして仕上げる製本方法。
    • 並製本 表紙に硬い芯紙を用いず、厚紙の表紙で中身をくるむように綴じ込む製本方法。ソフトカバー。「仮製本」ともいう。
    • ならし 上製本の製本工程の一つ。とじの後、他の部分と厚さがそろうよう、本の背をならすこと。
    • ニス引き 印刷物の表面に透明な樹脂を塗る加工。光沢を出し、耐熱・耐水性などの耐久性を高める役割がある。
    • 入稿 印刷するための原稿(データ)を印刷会社に渡すこと。原稿を著者から入手するという意味でも使われる。

    は行

    • 箔押し 熱と圧力によって、文字や絵柄を入れる印刷加工のこと。別名ホットスタンプ。さまざまな素材に印刷することが可能。
    • バッキング 上製本の製本工程の一つ。バッキング機を用い、本の背に圧力をかけて耳を出す作業。
    • 版型 紙のJIS規格を基準にした、本のサイズの規格。
    • 版下 文字や画像をレイアウトし、トンボを付けた、製版用のデータの通称。印刷用フィルムや刷版の元となる。
    • 半調 図版原稿の最も暗い部分の濃度を50%程度に下げ、全体のコントラストを下げること。
    • PP加工/PP貼り 印刷物の表面を保護し光沢感を出すため、印刷物の上にポリプロピレン・フィルムを貼る表面加工方法。代表的なものにツヤ・光沢のある仕上がりになる「グロスPP加工」と、ツヤ消しの仕上がりになる「マットPP加工」がある。
    • 表紙くるみ 上製本の製本工程の一つ。別工程で作られた表紙で背固め後の中身をくるみ、接着する作業。
    • 表紙つけ 並製本の製本工程の一つ。背固めした表紙と中身を貼り合わせる作業。
    • 平綴じ 折丁の背から5mm程度を綴じ代とし、2~3か所を針金や糸で留め、それを包むように糊で表紙を貼り付ける製本方法。
    • フランス表紙/小口折り/がんだれ表紙 表紙の小口だけを中身より大きくし、その部分を内側に折りまげる製本方法。見返しをつけるものと、つけないものとがある。
    • プリントアウト コンピュータなどに入ったデータを、プリンターで印刷すること。

    ま行

    • 丸背 上製本で、背が丸く製本されたもの。一般的に角背より開きやすく頑丈で厚い書物向き。
    • 丸み出し 上製本の製本工程の一つ。化粧断ちの後、丸背の場合に、本の中身に丸みをつける作業。
    • 見返し貼り 製本工程の一つ。折の後、本の最初と最後の折丁ののどに見返しを貼り付けること。
    • 無線綴じ 糸や針金を使わず、本の背を糊で固めて綴じる製本方法。
    • 面付け 本を印刷する際、刷版に対して印刷や製本の都合、効率を考え、製本時に正しくページが揃うよう、大きな1枚の紙に複数ページを割り付けること。
    • モアレ 規則正しい繰り返しの模様を重ね合わせたとき、それらの周期のずれにより発生する縞模様のこと。干渉縞ともいう。

    ら行

    • 落丁 製本過程のミスで、書籍のページが一部抜け落ちていること。
    • 乱丁 製本過程のミスで、書籍のページの順番が入れ替わっていること。
  • 流通に関する用語

    あ行

    • ISBN International Standard Book Numberの略称。国際標準図書番号。世界共通で図書(書籍)を特定するために付与されるコード。
    • 委託配本 取次店が出版社から書籍を仕入れ、書店に配本すること。書店流通のベーシックな方法。取次店が書店の販売力や特性などを基準にデータベース化し、新刊ごとの配本数を自動で決め、配本を行うことから「パターン配本」とも呼ばれる。一定期間を過ぎて売れ残った本は、出版社に返品される。
    • 印税 出版社が著作者に支払う著作権使用料。
    • 売れ筋 書店での回転率が良く、棚に並べればすぐに売れる書籍のこと。売れ行きの良い書籍。
    • オンライン書店 インターネット上で書籍を販売するオンラインショップのこと。「インターネット書店」「web書店」ともいう。実店舗を持ちつつオンラインでの注文も受ける書店も多い。

    か行

    • 買切 書店が返品しないことを条件に書籍を仕入れること。委託販売と違い、書店から出版社に返品できない。
    • 改訂版 すでに出版された書籍が、部分的な改変や訂正を施されたうえで、あらためて発行されるもの。
    • 拡材 「拡販(拡大販売)材料」の略で、書籍の広告のために使う宣伝物(ポスターなど)や、販促のために読者に渡す特典などのこと。
    • 既刊 すでに発行されている出版物。
    • 客注 顧客の注文に応じ、書店が店頭にない書籍を出版社から取り寄せること。
    • 献本 本を進呈すること。
    • 国立国会図書館 日本における唯一の国立図書館。日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する目的を持つ。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館でもある。

    さ行

    • 再販制度 再販売価格維持制度の略。著作物において、出版社が定価を決定し、書店などで定価販売ができる(値引きができない)制度。この制度は独占禁止法で禁止されているが、書籍は対象外として認められている。
    • 再版 既刊の出版物を、同一の版を用いて再び出版すること。
    • 三八(さんやつ) 一面三段八つ割りの略で、新聞一面の最下部にある書籍専用広告スペースのこと。書籍広告以外は掲載されない。
    • 私家版 個人が営利を目的とせず出版する書籍。
    • 死に筋 書店での回転率が悪く、長い間売れていない書籍のこと。売れ行きの悪い書籍。
    • 自費出版 著者が自分で費用を出して出版すること。
    • ジャンル 書籍・雑誌などの分類。
    • 重版/増刷 既刊の書籍を追加で刷ること。同じ原版をそのまま印刷することを「増刷」といい、原版に訂正が加えられて増刷することを「重版」という。ただし、最近はこれらの区別は不明瞭。
    • 商業(企画)出版 出版社が費用を負担して出版すること。
    • 書籍JANコード 表紙カバーの裏面に表示される2段1組のバーコード。1段目はISBN、2段目は分類と価格を表す。
    • 書店印/番線印 取次(出版販売会社)が書店を識別するためのコード「番線」が刻印されたゴム印。書店が出版社に注文を出す場合、書店印を注文書(スリップなど)に押印する。
    • 新刊 新しく発行された出版物。
    • ストック 書店がもつ在庫のこと。書店のバックヤードや本棚の下の引き出しなどに保管されている書籍。
    • 絶版 一度出版した書籍の発行・販売を中止または終了すること。

    た行

    • 棚差し 書店にて、本の棚にさして背表紙を見せて陳列する方法。背差しともいう。
    • 単行本 シリーズや全集などの一冊としてではなく、単独で出版される本のこと。市販されている本の多くは単行本である。
    • 著作権 特許権や商標権にならぶ知的財産権のひとつ。著作物を利用しようとする人に、著作権者が利用を認めるまたは禁止できる権利。コピーライト(copyright)とも呼ばれる。
    • 電子書籍 電子データ化された書籍。印刷物ではなく、PCやタブレット端末、スマートフォンなど、デジタル機器の画面で読む本。
    • 図書館流通センター(TRC) 図書館の選書、発注から装備、納品に至るまでの一連の業務を行なっている機関。
    • 分類コード(Cコード) 1桁目が販売対象、2桁目が形態、3・4桁目が内容をそれぞれ表す、4桁の数字。日本図書コードの一部。
    • 取次 出版社と書店の間をつなぐ出版物の卸業者。出版取次。
    • 取次搬入日 書籍や雑誌が取次に納品される日のこと。

    な行

    • 日本図書コード ISBN・分類コード(Cコード)・本体価格のセット。
    • 納本制度 法律に基づき、発行者が出版物の発行日から30日以内に、国立国会図書館へ1部を寄贈または納本する制度。

    は行

    • 版/刷 書籍を追加で印刷する場合、初版と同じ版を使って印刷するものを「刷(増刷)」と呼ぶ。一方、加筆や修正などにより内容を変更した場合は、新しい版をつくる必要があるため「版(重版)」と呼ぶ。
    • 版元 書籍の出版元。発行所。
    • 平積み 書店にて、本の表紙を上にして積み上げて陳列する方法。ベストセラーや新刊など、よく売れる商品に多く見られる。
    • 返本 書店流通の過程で、売れ残った書籍を取次店経由で出版社に返すこと。また、その本。
    • POP 販売促進のために店頭で使われる広告。

    ま行

    • 未刊 まだ発行されていない出版物やその状態を指す。
    • 見本出し 出版社が商品登録と説明のため、新刊の見本書籍を取次の仕入窓口へ提出すること。
    • 面陳列 書店にて、本の棚に表紙が見えるように立てて陳列する方法。